92405 コミュニケーション論
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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岡部 朗一 |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
講義内容 | 人間の本質を理解するためには、そのコミュニケーションの特質を把握することが必須であるとの前提に立って、まず人間のコミュニケーションの基礎概念を総論的に検討する。日本とアメリカにおけるコミュニケーション学の動向を略述した上で、次にコミュニケーションの定義、構成要素とモデル、類型および基本前提の理解を図る。さらには、人間、言語およびコミュニケーションの関連から、人間が駆使する言語メッセージと非言語メッセージの特徴について論じる。次いでコミュニケーション論の各論として、個人内、対人、小集団、公的、マス、異文化という各々のコミュニケーション・レベルに基づいて、その基礎理論を検討する。 |
学修目標 | (1)本講義を通して、人間のコミュニケーションが複雑な体系から構成されているものであることを悟る。 (2)コミュニケーションを巧みに操作する人間の奥深さを理解する。 |
講義計画 | コミュニケーション理論を概説した英文テキストについて、報告者に毎回1章ずつを割り当てて、報告者がその内容の口頭発表報告とコメントを行なったうえで、その章の中で扱われている特定のコミュニケーション理論の意義に関するクラス全体でのディスカッションおよび担当者による総括コメントを通して、コミュニケーション理論への理解を深める。14回の授業では、次のテーマを扱う予定である。 1.授業紹介 2.コミュニケーションの基礎概念 3.コミュンケーションの理論とは? 4.コミュニケーション理論のパラダム 5.人格特性アプローチ 6.説得アプローチ 7.言語行動アプローチ 8.非言語行動アプローチ 9.対人コンテクスト 10.グループコンテクスト 11.マスメディア・コンテクスト 12.家族コミュニケーションと医療コミュニケーション 13.異文化コミュニケーションと政治コミュニケーション 14.総まとめ 15.定期試験(レポート) |
評価方法 | 履修者が任意に選択した特定のコミュニケーション理論に関するターム・ペーパーの完成度 50%;クラスでの口頭発表報告の内容30%;ディスカッションへの参加度 10%;および授業への出欠 10%を総合的に考慮して、成績評価を行なう。 |
テキスト | Infante, Dominic A., Rancer, Andrew S., and Womack, Deanna F., Building Communication Theory, 4th ed., Waveland Press, 2003. |
その他 |