南山大学

 
指定
期間
春期集中
単位
年次
1・2
担当者
斎藤  衛
有元將剛
BOSKOVIC Zeljko
WURMBARAND Susanne
講義題目
開講キャンパス
講義内容  理論言語学の根本的問題をとりあげ、深く追究する。テーマとしては、統語分析のための基礎概念と派生モデル、言語間の文法上の差異を説明するパラメターの形式、音韻と文法との接点、文法と意味との接点、言語知識と言語使用のメカ二ズムとの関係等があげられる。講義を主とするが、受講生には、自分の研究テーマに基づいて積極的に発言し、議論に貢献することが期待される。
 本年度は、移動現象を中心的なテーマとする。一致と移動の局所性、素性照合を伴わない移動(数量詞繰り上げ、スクランブリング)の統語的性質、移動によって形成される連鎖の解釈等について、さまざまな言語のデータを比較しながら検討していく。
学修目標  自らの研究をより大きな研究テーマと関連付け、その理論的意義を明確に理解することによって、理論言語学の発展に貢献しうるようになることを目的とする。受講者が協力して、言語比較に基づく共同研究を行い、国際研究プロジェクトに参加しうる力も身に付ける。
講義計画 1〜3 一致と移動の局所性について
4〜6 一致と移動の意味解釈への影響
7〜9 数量詞繰り上げの統語的性質
10〜12 スクランブリングの意味解釈
13〜14 受講者による研究発表と総括
評価方法 提出論文(70%)と授業への貢献度(30%)を総合的に判断する。
テキスト 授業時にプリントを配布する。
その他