92424 日本語教育研究II
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選 |
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夏期後半 |
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2 |
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1・2 |
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宇佐美まゆみ |
講義題目 | 会話分析とディスコース・ポライトネス理論 |
開講キャンパス | |
講義内容 | 本講義では、自然会話分析とディスコース・ポライトネス理論についての理解を深めるため、まずは、内外の敬語研究・ポライトネス研究を、Brown & Levinson(1987)によって新たに定義された「ポライトネス」という観点から捉え直す。その上で、B&Lの理論の問題点を吟味し、相対的ポライトネスという新概念を導入して構想された「ディスコース・ポライトネス理論」(宇佐美、2001;2002)について解説する。 これらを通して、言語使用と対人コミュニケーションについて、様々な観点から考えるとともに、自然会話分析と質問紙調査、定量分析と定性分析、基本的な文字化の原則(BTSJ)、コーディング、会話データのコンピュータでの処理法など、言語社会心理学的アプローチの具体的な方法、及び、言語研究の方法論についても論じる。 討論形式の多い参加型授業としたい。 |
学修目標 | 主に、自然会話分析とディスコース・ポライトネス理論についての理解を深めることを通して、言語社会心理学の目的、方法、及び、その意義を理解することを目標とする。 |
講義計画 | 以下は、大まかな目安である。 1.導入、フェイスシート記入、グループ分け *事前課題提出 2.談話研究(1)対人コミュニケーションの記述法としての会話分析と社会心理学 3.談話と対人コミュニケーション−ポライトネス理論とは? 4.質疑応答 5.談話研究へのいくつかの異なるアプローチの概観・考察 6.事前課題について−ディスコース・ポライトネス理論への導入 7.ディスコース・ポライトネス理論の新展開 8.文字化・コーディングの方法の理解 9.Brown & Levinson(1987)のポライトネス理論 (討論) 10.ディスコース・ポライトネス理論(宇佐美、2001;2002)(1−概要) 11.ディスコース・ポライトネス理論(宇佐美、2001;2002)(2−質疑応答) 12.ディスコース・ポライトネス理論(宇佐美、2001;2002)(3−討論) 13.発表準備(ハンドアウト作成など) 14.発表 15.発表 |
評価方法 | 授業への貢献度(10%)・口頭発表(30%)・レポート(60%)等によって総合的に評価する。 |
テキスト | 宇佐美まゆみ(2003)「異文化接触とポライトネス—ディスコース・ポライトネス理論の観点から—」『国語学』54(3)、国語学会、2003:7、117-132. 16頁 宇佐美まゆみ(2002)「ポライトネス理論の展開(1)〜(12)」『月刊言語』(1月号〜12月号)、大修館書店 宇佐美まゆみ(2001)「談話のポライトネス−ポライトネスの談話理論構想−」『談話のポライトネス』第7回国立国語研究所国際シンポジウム報告書−、国立国語研究所.9-58. その他、適宜、配布する。 【その他】事前に指定した文献の感想をまとめる課題を課す予定である。 |
その他 |