南山大学

 
指定
期間
夏期前半
単位
年次
1・2
担当者
李 徳奉
坂本 正
講義題目 認知・言語・文化・コミュニケーションの日本語教育
開講キャンパス
講義内容 コミュニケーション重視の日本語教育においては、言語文化行動の理解や異文化理解教育の必要性が高まっている。この講座では、言語学習と脳の関係の理解、意味の認知的属性の理解、言語と文化の関係、異文化理解のあり方、コミュニケーション行動の総合性の理解などによりこれからあるべき総合的日本語学習法について考察する。
学修目標 言語行動や言語習得の仕組みを理解し、異文化理解を取り入れた総合的日本語教育について理解し自分なりの学習方法を工夫していける力を育てる
講義計画 1日目「言語と認知」
 1 言語を何と見るか;記号から行為まで
 2 習得を何と見るか:総合と構造
 3 言語天才の脳、女性と男性の脳
 4 意味の認知的属性と総合性
 5 意味と文化
2日目「異文化理解と言語教育」
 1 行為の階層性
 2 言語文化行動とコミュニケーション
 3 異文化理解の領域
 4 異文化理解の教育
 5 ステレオタイプと個の文化
3日目「総合的日本語教育とユニバーサル日本語教育」
 1 総合的日本語教育の概念
 2 オープンメソッド
 3 「交流」という教授法
 4 リソース・リテラシー
 5 学習文化の理解
評価方法 出席30%、授業への貢献度20% レポート50%
テキスト 大堀寿夫(2004)『認知コミュニケーション論』、東京;大修館書店
小池生夫 編集主幹(2004)『第二言語習得研究の現在』、東京;大修館書店

【その他】水谷修・李徳奉共編(2002)『綜合的日本語教育を求めて』、東京;国書刊行会
宮崎里司、ヘレン・マリオット編(2003)『接触場面と日本語教育』、東京;明治書院
その他