南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
鳥巣 義文
講義題目 救済史神学のチャレンジ
開講キャンパス
講義内容 キリスト教の古代から現代にわたる神学論争を概観したのち、とりわけ、救済史神学の分野について論考する。聖書の中に見出されるキリスト論、神論を概観したのちに、救いの要とされるイエス・キリストをめぐる論争、また、アブラハムの宗教の中にあってキリスト教に特徴的な三位一体の神の理解とその救いの営みの理解を深め、これらのテーマが現代社会に問いかける意味、さらに、その現代における神学的再解釈の可能性について論考を試みる。
学修目標 救済史に現われる神と救いに関わる諸見解を批判的に概観し、反省することによって、聖書への根源的問いかけまた現代人にとっての神と救いの意味の探究という、双方向の関心を拓く。
講義計画 1.  オリエンテーション
2−3.イエスの神理解について
4−5.イエスというキリストの理解について
6−7.聖霊のペルソナ理解について
8−9.「神と人々の我々」というキリスト教的救いの現実理解について
10−11.三位一体と多元主義について
12−13.聖霊の経験について
14.  まとめと展望
15.  定期試験
評価方法 出席、議論への参加(以上で2割)、定期試験(レポート提出)(8割)により評価する。
テキスト 特に指定しない。
その他 参考文献として、鳥巣義文『三位一体の神と救い—現代人のための一論考』(新世社、2005年)ISBN4-88382-068-8 を挙げておく。