92851 研究指導III
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必 |
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春学期 |
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斎藤 衛 |
講義題目 | |
開講キャンパス | |
講義内容 | 専門誌に発表しうる論文(full article)が執筆できるようになることをめざして、指導を行なう。研究テーマの選択とその研究領域全体における位置付け、先行研究の調査と独自の視点からの考察、議論の展開と導かれる結論のさらなる帰結の検討等、論文執筆に必要なスキルを高度なレベルで身に付けさせる。受講者は、学会発表、国内外の専門誌への投稿を行ない、研究者としての活動を開始する。 このセクションでは、言語理論領域における研究指導を行なう。原理とパラメター理論に至る言語理論の発展を他分野との関係において概観した上で、現在における主要な理論的問題と関連する言語現象を詳細に検討する。同理論のさらなる発展に寄与しうる研究者の育成を目的として、特に、日本語研究、比較統語論研究を基礎とした普遍文法の解明に焦点を当てつつ、研究を遂行する。 |
学修目標 | 自分自身の研究テーマを追求しつつ、それをより大きな研究プロジェクトの中に位置付け、具体的に言語理論の発展に寄与しうる力を身につける。国内外の研究者と意見交換をしながら研究を発展させ、その成果を論文として公表する。 |
講義計画 | 述部・項構造とEPPに関する事象を検討するが、取り上げる理論的課題については、受講者の興味に合わせるようにする。講義と受講者による研究発表を織りまぜながら、授業を進める。 1.EPPと虚辞(1) 2.存在文と非対格動詞 3.VP補部内の非対格動詞(小節) 4.VP補部内の非対格動詞(複合動詞構文) 5.非対格動詞による格付与 6.νのEPP素性 7.EPPと虚辞(2) 8.スクランブリングとEPP 9.ケルト語のVSO 10.日本語の文頭現象 11.C-T間に位置する機能範疇 |
評価方法 | 論文による。 |
テキスト | 使用する文献や資料は、配布する。 |
その他 |