南山大学　シラバス検索用

講義題目
開講キャンパス
講義内容	資本主義経済が広域的な世界システムに転換していく過程の中でキリスト教文明やイスラーム文明といった異なった文明が衝突し、新たな文明が展開していく16世紀以降の歴史的過程と国民国家をイデオロギー的に支える国民文化の創出の過程を検討する。また、現在発生している「文明の衝突」や資本主義経済と地域文化との衝突、民族紛争の発生のメカニズムを、諸文明・諸文化の相互作用や地理的環境・社会史的側面を考慮しながら検討することによって、国際文化の理解の方法論的視座を探求し、グローバリゼーションがもたらす「人間の尊厳」の危機を克服する可能性を模索していく。
学修目標	国際文化研究の視座と方法論の確立を目標とする。
講義計画	以下のテーマにつき講義する。１・２・３　1492年に始まるヨーロッパの世界化と歴史認識４・５　　　地域文化研究に必要な視点６・７　　　16世紀ヨーロッパ世界と資本主義８・９　　　ブローデルによる全体史と経済＝世界 10・11　　　フーコーによる近代再考 12・13・14　現代思想からのヒント 15　　　　　レポート
評価方法	学期末レポートによる
テキスト	テキストおよび参考文献　随時指定
その他