南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1・2
担当者
中野 涼子
講義題目
開講キャンパス
講義内容 アジアにおける国際関係のあり方を、理論的・歴史的な観点から論じることのできる能力を養う。最初に、国際関係理論や地域主義に関する思想がアジア地域にどのように適用されてきたか、あるいはされ得たのかについて議論する。その後、近代、特に1945年以降の日本とアジアの歴史について基本的な知識を身につけた上で、具体的な問題−たとえば台湾・北朝鮮をめぐる紛争予防、人権、開発と貧困、ナショナリズム、民主化など−について考えたい。受講者は、プレゼンテーションやレポートなどを通して、授業への積極的な参加が求められる。
学修目標 近代以降のアジアの国際状況について考察する能力を養い、日本とアジア諸国、諸国民との関係について論理的に説明できるようになること。
講義計画 1.イントロダクション
2.東アジアにおける近代化と植民地化
3.冷戦時代における東アジア(米ソ対立と中ソ対立)
4.朝鮮戦争とベトナム戦争
5.冷戦の雪解け:デタント
6.冷戦後の東アジア
7.地域的枠組みの発展—APEC,ASEAN,ARF,APT
8.「対テロ戦争」下の東アジア
9.東アジアにおけるアメリカの役割
10.アジアの火薬庫? 北朝鮮・台湾
11.アジアの人権問題
12.開発と貧困
13.ナショナリズム
14.民主化と市民社会
15.総括
評価方法 授業参加(討論とプレゼンテーション)40%、期末レポート60%
テキスト 担当者が配布する論文(主に英文)を使用する。
その他