南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1〜
担当者
水谷 重秋
講義題目 不平等の検討
開講キャンパス
講義内容 経済政策論の基礎としての「厚生経済学」をピグーから最新の理論まで歴史的にたどった後、A. Senの唱える潜在能力と自由について考察する。「何についての平等か」を明らかにすることにより、真の平等とは何かを探求する。
学修目標 厚生経済学と社会的選択理論の概要を学び、平等概念について理解を深める。
講義計画 厚生経済学の今日までの流れを説明した後、A. Senの主張を検討する。Senの主張の部分は受講者に報告を求める。

第1週 ピグー経済学
第2週 ロビンズによるピグー経済学批判
第3週 新厚生経済学
第4週 社会的選択の理論
第5週 自由主義のパラドックス
第6週 何の平等か
第7週 自由、成果、資源
第8週 機能と潜在能力
第9週 自由、エージェンシーおよび福祉
第10週 正義と潜在能力
第11週 厚生経済学と不平等
第12週 貧しさと豊かさ
第13週 階級、ジェンダー、その他のグループ
第14週 平等の要件
評価方法 授業への取り組み(60%)と期末レポート(40%)とを合わせ評価する。
テキスト アマルティア・セン = 池本幸生・野上裕生・佐藤仁訳『不平等の再検討』岩波書店、1999年。
その他