95133 経済政策の基礎
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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1〜 |
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水谷 重秋 |
講義題目 | 不平等の検討 |
開講キャンパス | |
講義内容 | 経済政策論の基礎としての「厚生経済学」をピグーから最新の理論まで歴史的にたどった後、A. Senの唱える潜在能力と自由について考察する。「何についての平等か」を明らかにすることにより、真の平等とは何かを探求する。 |
学修目標 | 厚生経済学と社会的選択理論の概要を学び、平等概念について理解を深める。 |
講義計画 | 厚生経済学の今日までの流れを説明した後、A. Senの主張を検討する。Senの主張の部分は受講者に報告を求める。 第1週 ピグー経済学 第2週 ロビンズによるピグー経済学批判 第3週 新厚生経済学 第4週 社会的選択の理論 第5週 自由主義のパラドックス 第6週 何の平等か 第7週 自由、成果、資源 第8週 機能と潜在能力 第9週 自由、エージェンシーおよび福祉 第10週 正義と潜在能力 第11週 厚生経済学と不平等 第12週 貧しさと豊かさ 第13週 階級、ジェンダー、その他のグループ 第14週 平等の要件 |
評価方法 | 授業への取り組み(60%)と期末レポート(40%)とを合わせ評価する。 |
テキスト | アマルティア・セン = 池本幸生・野上裕生・佐藤仁訳『不平等の再検討』岩波書店、1999年。 |
その他 |