南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1〜
担当者
林 尚志
講義題目 日本企業の直接投資とアジアの発展
開講キャンパス
講義内容 近年、韓国やタイ、中国などの東アジア諸国は、日本や域内先進国からの直接投資を積極的に受け入れながら輸出主導型の発展を遂げてきた。また現在、各国が重層的な発展を遂げつつある中で、日本を含む域内の分業関係は大きく変化しつつある。この講義では、日本企業の対アジア直接投資に注目しつつ東アジアの発展の軌跡を概観するとともに、地域産業集積の形成や産業空洞化の問題を考慮しながら、今後の東アジア地域との分業関係のあり方を考察する。
学修目標 日本企業の直接投資とアジアの経済発展との関わりを理解し、今後の東アジア分業関係のあり方を考察する上での基礎的知識を学ぶ。
講義計画 第1週〜第4週 概観:東アジアの経済発展
第5週〜第8週 従来の発展パターンと地域分業の再編
第9週〜第12週 産業の空洞化と産業集積の形成
第13週〜第14週 新たな分業関係の構築に向けて
評価方法 (1)出欠状況、(2)授業中の報告および質疑応答、(3)レポート課題に基づいて評価する。なお配点は、上記(2)および(3)を基本点とし、各々を5割ずつとする。また(1)については適宜減点の対象とする。
テキスト 主要参考文献(予定):
関満博『現場発ニッポン 空洞化を超えて』日本経済新聞社.2003。
園部哲史・大塚啓二郎『産業発展のルーツと戦略:日中台の経験に学ぶ』知泉書館.2004。
石倉陽子・藤田昌久他『日本の産業クラスター戦略』有斐閣.2003。
その他