00546 人間の尊厳(民族問題における人間の尊厳)
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選必 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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SAGAYARAJ Antonysamy |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 「エスニック運動、その要求と分岐の動態:ヒンドゥー・ナショナリズム運動とドラヴィダ運動の事例」 |
講義内容 | エスニシティーという現象は、インドのようなマルチ・エスニックな国の社会的・政治的リアリティーに必ずつきまとうものである。政治のエスニック化とエスニック集団の政治化は、お互いの許容と同時に、先鋭化したエスニック意識を広めてきた。集団アイデンティティのこのような動員と操作はエスニック運動の形成につながり、エスニックな混乱と紛争の発生に結びついていく。 |
学修目標 | 本講義では、「人間の尊厳」の観点から以下のような問題に答えようとするものである。どのような条件が、競争的で葛藤を含んだエスニック動員を引き起こすのか?どのような状況で、エスニック共同体は「民族(ネーション)」としての地位を主張するようになるのか?権力と権威の制度は、そうした紛争を調停したり、緩和したり、あるいはエスカレートさせる上で、どのような役割を果たすのか? |
講義計画 | 1. インドの名称と概念—変容を続けてきた「インド」という名前 2. 南の米、北の麦—モンスーンがもたらす多様な生態系と食文化 3. 多宗教の国インド・その歴史的背景 4. カーストとは何か—細分化と統合の機能をもつメカニズム 5. 否定されるカースト差別—カースト団体の形成と政治 6. 指定部族—カースト・ヒンドゥーとキリスト教のはざまで 7. ヒンドゥー・ナショナリズム運動の組織と理論 8. ヒンドゥー・ナショナリズムと暴力 9. ドラヴィダ民族運動 10. 南インドの娯楽映画とナショナリズム 11. ペリヤールの自尊運動によるカーストの否定 12. インドの言語と民族の諸問題 13. 反ヒンディー闘争 14. アンナードゥーライの現実的な政治運動体 |
評価方法 | 平常点(20%)、期末レポート(80%) |
テキスト | (参考書) 重松伸司・三田昌彦「インドを知るための50章」(明石書店、2003年) 我妻和夫「光の国・インド再発見」(麗澤大学出版会、2005年) 杉本良男「インド映画への招待状」(青弓社、2002年) 中島岳志「ナショナリズムと宗教 現代インドのヒンドゥー・ナショナリズム運動」(春風社、2005年) |
その他 | この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース」学習・教育目標に対応する。(A) |