南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
奥田 太郎
他の科目との関連
履修対象学科
副題 情報という視点から倫理を考える
講義内容 コンピュータとネットワークというテクノロジーの登場により、わたしたちの生活は「情報」なるものと密接に関わりをもちはじめている。そして、そこに生じる問題は、コンピュータとネットワークの「使い方」を越えて、そうしたテクノロジーとともに生きるわたしたちの「生き方」や「社会のあり方」にまで及んでくる。現代に生きるわたしたちは、そのような問題について考察し、理解を深めるとともに、自分たちの「生き方」や「社会のあり方」のあるべき姿を模索してゆく必要がある。そこで、本講義では、「情報」をキーワードとしてそうした考察、理解、模索を受講者とともにおこなう。
学修目標 情報と倫理に関する現代社会の諸問題について、基本的な知識を身につける。それと同時に、それらの問題について、自分に引きつけたり自分から引き離したりして多角的に論じる姿勢を身につける。
講義計画 受講者には、いくつかのチームに分かれて問題の考察、報告、討論をしてもらう。最初の3回でチーム結成、入門講義、担当メインテーマの決定などを行い、第4回から情報倫理に関する問題について講義、考察、報告発表、討論をおこなう。テーマは、最初の3回で聴取した受講者の関心に応じて決定する予定である。テーマ例:有害情報、プライバシー、知の所有、情報の共有、情報と医療、情報と組織活動など。
評価方法 平常点とレポート。
テキスト 特に使用しない。参考書として、水谷雅彦編著『岩波応用倫理学講義3情報』(岩波書店)、デボラ・ジョンソン『コンピュータ倫理学』(オーム社)を挙げておく。
その他 積極的に発言し議論する心づもりで受講すること。
この科目は、次のJABEE対応コース「情報技術専修コース」学習・教育目標に対応する。(A)