南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
高橋 洋子
他の科目との関連
履修対象学科
副題  都市・建築をめぐって
講義内容  19世紀イギリスの思想家ジョン・ラスキンは、著書『建築の七灯』のなかで、「人間は建築がなくても、生活したり、礼拝することはできた。しかし建築なしには過去の記憶を蘇らせることはできない。」と述べている。この講義では、近代という時代を考えるために、まず近代以前の建築様式を概観し、そのうえで、モダニズム建築にいたる近代建築・デザイン運動の流れとその果たしてきた役割について学ぶ。また20世紀末にモダニズム建築への批判から提唱された建築のスタイルポストモダン、既成の建築とはかけ離れたハイテク建築、ディコンストラクティヴィズム建築を紹介し、さらには、過去の遺産というべき建造物の未来に向かっての再利用について考察する。
学修目標 1.近代の建築が果たした歴史的役割を理解している。
2.「近代(モダン)」から「ポストモダン」という時代の変遷を知っている。
3.過去の遺産ともいうべき建造物などの保全の意義を知っている。
講義計画 第1回:<モダンとポストモダン>とは? 1
第2回:<モダンとポストモダン>とは? 2
第3回:モダンの諸相 1
第4回:モダンの諸相 2
第5回:モダンの諸相 3
第6回:モダンの諸相 4
第7回:モダンの諸相 5
第8回:モダンの亀裂
第9回:ポストモダンの諸相 1
第10回:ポストモダンの諸相 2
第11回:ポストモダンの諸相 3
第12回:ポストモダンと現代 1
第13回:ポストモダンと現代 2
第14回:現代とはいかなる時代か
第15回:定期試験
評価方法 定期試験80%、レポート20%により評価する。
テキスト 西田雅嗣・矢ケ崎善太郎編『図説建築の歴史西洋・日本・近代』学芸出版社。
その他 この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース」学習・教育目標に対応する。(A)