11012 総合政策プロジェクト研究I・II
|
必 |
|
春学期 秋学期 |
|
2 |
|
3 |
|
深井 慈子 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 不可 |
副題 | 国際関係論プロジェクト—持続可能な世界秩序研究 |
講義内容 | ゼミナール形式の少人数教育で専門領域について理解を深める。各学生が専門領域を深めながら、自分のプロジェクト〔テーマ〕とする問題を発見するのを手助けし、また問題解決の為に必要な知識・理論・データ・手法についてはゼミナールの共通のプロジェクトとして設定し、指導する。 |
学修目標 | 毎年更新される地球問題に関する論文集、Global Issues 2007-08の講読・討論を通して、地球社会を持続不可能にしている地球規模での政治・経済・環境・社会文化面の諸問題を専門家がいかに認識・分析し、持続可能な世界秩序の構築という観点から、どのような解決案を提示しているか、実際にはどう対処しようとしているのか、地球レベルの政治と政策形成過程の現状と問題点に関する全体像を捉えた上で、受講生各自がプロジェクトのテーマ分野を選択し、そこからさらに具体的でリサーチ可能な研究課題の発見とその解決策を探る卒論研究に進むための基礎を固める。 |
講義計画 | 1〜15週:持続可能性に関する基本書を読む(4月〜5月中旬) 持続可能な世界秩序については、環境・政治経済・軍事・文化など各分野について、グローバルからローカルまで異なるレベルに焦点をあてて分析した多様なモデル・理論が出されているので、まず、基本書(指定する)を読むことにより持続可能性に関する多様なアイディアを概観する。 1〜15週:地球的問題群の諸相とその関連性を探る(5月中旬〜春学期・秋学期) (1)論文集,Global Issues 2006-07の講読・討論:政治経済、人口資源・環境、紛争・軍事、価値観・世界観など様々な分野において世界を持続不可能にしている諸問題とそれに対する政策を各分野の専門家が分析した最近の論文を集めた本書を読み、地球問題群の全体を俯瞰する。 (2)毎週、全員、論文の要旨と問題点のまとめを提出する;週毎に討論をリードする担当者を決める。 (3)討論リード担当者は,発表の内容・討論テーマを箇条書きにして全員に配る。 (4)夏休みのゼミ合宿(通例8月か9月)までに、卒論のテーマ分野を決め、おおまかな文献リストを作り、ゼミ合宿で発表・討論する。 (5)テーマ毎にグループ分けし、調査研究のプランを立てる。 (6)秋学期は、Global Issuesの講読・討論と並行して卒論に関する文献調査もすすめる。 |
評価方法 | リポート、プレゼンテーションの質 80%、討論におけるリーダーシップ 10%と参加度など 10%により、総合的に評価する。 |
テキスト | (1)Robert M. Jackson, ed., Annual Editions:Global Issues 06/07(Guilford, Connecticut:Dushkin/McGraw Hill, 2006) (2)持続可能な世界秩序に関する基本書・参考文献としては次のようなものがある(指定図書) 深井慈子『持続可能な世界論』(ナカニシヤ2005) ドネラ・H・メドウズ他『限界を超えて』(ダイヤモンド社1992) ヴォルフガング・ザックス『地球文明の未来学』(新評論2003) 内藤正明・加藤三郎編『持続可能な社会システム』(岩波書店1998) ヴッパタール研究所編『地球が生き残るための条件』(家の光協会2002) ポール・ホーケン『サステナビリティ革命』(The Japan Times1995) ポール・ホーケン他『自然資本の経済』(日本経済新聞社2001) |
その他 |