11406 総合政策論I(現代国家論)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜 |
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井上 洋 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
講義内容 | 19世紀に入り西欧諸国やアメリカ合衆国において顕著に生じた産業化と都市化の波は、種々の新しい社会問題を引き起こし、それぞれの国家はそれらの諸問題に対応する過程で、その相貌を著しく変化させた。近代国家から現代国家への移行である。産業化に伴う社会的経済的変化は、各国において政治的民主化を進展させ、また、それぞれの国家は、多様な行政サービスを供給するようになった。20世紀にはいると、国家が提供する職能=行政サービスの量的膨張は一段と加速化した。それだけではなく、国家が提供する行政サービスの質的変化も生じた。国家機構内部の構成を見ると行政部の地位の著しい高まりが見られた。本講義では、近代国家から現代国家への移行の過程をたどりながら、職能国家化、福祉国家化、行政国家化という三つの側面から現代国家(20世紀国家)の特徴を整理し、論述する。また、日本における近代国家の形成についても、論及する。 |
学修目標 | 近代国家との対比において現代国家の特徴を理解する。 |
講義計画 | 1.近代国家における政府職能と行政機構の発達 2.職能国家 3.社会保障の発展と貧困観の旋回 4.ニューディールとナチス 5.福祉国家の成立 6.福祉国家の危機 7.大衆民主制の成立と福祉国家 8.政治的民主化と行政権の優越化 9.行政国家 10.災害と国家(戦後日本の災害対策行政) 11.災害と国家(災害対策基本法の制定とその後) 12.災害と国家(阪神淡路大震災) 13.災害と国家(来たるべき大地震発生に備えて) 14.質疑応答(進度調整) 15.試験 |
評価方法 | 筆記試験による。 |
テキスト | |
その他 | 参考文献については、講義のなかで紹介する。基本的に、毎講義時、資料を配布する。『総合政策のフロンティア』の一部(第13章)を使用する。 |