南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3〜
担当者
樋泉 克夫
他の科目との関連
他学科履修
副題 東アジア世界の変容
講義内容  1949年の共産党政権成立から70年代末の中国における改革・開放を経て現在に至るまでの東アジア世界の変容を、その中核としての漢民族系の人々の《断絶》と《交流》という視点から捉え直してみたい。
学修目標  前世紀半ば以降現在まで、我われが住む東アジアの世界で漢民族系の人々がどのようなパフォーマンスを見せていたのか。政治、経済、社会、文化など多面的な角度から捉えることで、東アジアの現在を理解することを目標とする。
講義計画 1:中華人民共和国の成立
2:《華人》の誕生と開発独裁
3:文化大革命、ベトナム戦争、そして華人社会の変容
4:改革・開放政策の衝撃
5:両岸関係の変容
6:浮上する大中華経済圏構想
7:経済発展と民主化
8:「成長のアジア」
9:アジア通貨危機と「アジアの価値」
10:香港とマカオの「中国回帰」
11:西南中国と東南アジア大陸部
12:新たなる《熱帯への進軍》
13:古い土俗信仰の新しい役割
14:国際言語としての中国語の現状
評価方法 期末試験
テキスト 教科書:『現代中国への道案内』若代直哉・樋泉克夫編、白帝社、2002年
その他 参考書は講義の進展に応じて提示する。