南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
1・2
担当者
深井 慈子
講義題目
開講キャンパス 瀬戸キャンパス サテライトキャンパス

【副  題】 経済成長至上主義から持続可能な世界の構築へ
講義内容  20世紀はひたすら経済成長を追及してきた結果、地球規模での環境破壊と経済格差拡大が加速し、資源をめぐる紛争、世界の不公正な現状に対する不満・怒りを利用したテロリズムが頻発している。地球の破局に向かう流れを逆転し、持続可能な世界を構築するという21世紀最大の課題に、どう立ち向かうべきか。多くの理論が提示され、国際機関、国家、企業、NGOなどによる政策や実践例も蓄積されてきている。持続可能な世界のヴィジョンとそこに至る道筋論と実践例を概観し、先進国の国家、企業、市民が目指すべき目標の設定から政策・経済構造・生活様式の転換の方向を討議・考察する。
学修目標  われわれが、地球市民社会の一員としての立場から持続可能な世界システムへの移行・構築に貢献していくためには何をなすべきか、環境と開発、貧困撲滅と資源保全の統合などの概念に基づき、価値観、技術、ライフスタイルの転換を自分達の問題として考え、行動に移していくための理論と実践に関する知識を習得することを目標とする。
講義計画 1〜3 I.持続不可能な世界の現状:地球問題群の諸相 
4〜5 II.持続可能性の定義
6〜8 III.持続可能な世界の理論・ヴィジョン
9〜11 IV.持続可能な世界への道筋・シナリオ
12〜14 V.障害は何か?どう克服するか?
15   VI.まとめ
評価方法  出席状況10%、リポート80%、討論参加10%中心に総合的に評価する。
テキスト  深井慈子『持続可能な世界論』(ナカニシヤ出版2005)
その他