南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
SEIGEL Michael
他の科目との関連 第三世界の諸問題
履修対象学科
副題 第三世界の諸問題
授業概要  本講義では「人間の尊厳」を民族問題との関連で考察する。そのために、現在世界各地で起っている民族対立や地域紛争、構造的暴力としての南北問題、先住民族問題、貧困と搾取、また様々な領域での差別問題の現状に目を向け、そこに見られる人権侵害の内容とその要因を見極め、「人間の尊厳」の回復がこのような問題領域でいかに可能であるかを一緒に考える。
学修目標 発展途上国の諸問題に関して、学生が理解を持ち、その上で現代世界の体制を考察し、公平で持続可能な社会作りに意欲を抱き、またそのための基盤を作る道しるべを得ること
授業計画 1.現代世界の構造と第三世界諸国の立場
2.植民地時代が作った世界。植民地政策の経過と構造
3.植民地時代と現代の経済
4.植民地時代と民族問題
5.植民地の独立と独立後の政治、経済、民族問題
6.開発の理念と実践。グローバル化と地域自立の理念の衝突
7.海外援助と第三世界の自立。援助の問題点
8.第三世界における自発的な動き
9.非政府団体の役割。草の根レベルの連帯の可能性。
10.公正な世界に向かって
評価方法 レポート、授業参加
テキスト 特になし。各テーマについてプリントを配る。
その他