南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
中路 恭平
他の科目との関連
履修対象学科
副題 バレーボール
授業概要  スポーツの効用は、身体上に及ぼすものばかりではない。複数の人間が、同じルールに従って共通の目標を達成しようとする営みは、分業と統合という組織の仕組みを作り出す。そのような活動を通して、人はそれぞれ自分の立場や役割を認識する。このコースでは、特に集団で行われるスポーツを教材とし、集団としての技術や作戦の方法論を学ぶとともに、組織の中での円滑な人間関係、コミュニケーション、リーダーシップの理解と実践に重点をおくことによって、社会性の涵養をめざすものである。
学修目標  バレーボールルールの理解、技能レベルに応じたルールの応用、技能レベルに応じた練習方法の工夫やゲームでの作戦についての基本を理解することと共に、集団における自己の役割認知をねらいとする。
授業計画  バレーボールは、今では競技スポーツとして定着した感があるが、元来レクリエーショナルなスポーツとして作られた。現在、ネットの高さやボールの種類、ルールの違いによって様々な種類のバレーボールが存在する。バドミントンコートで行う4人制のソフトバレーボール、2人制のビーチバレーボール、9人制バレーボールなどはその例である。
 ただ、同じようにネットを介して行うテニスやバドミントンとの大きな違いは、複数回のタッチによって攻撃を組み立てることができるという点であろう。したがって、そういったバレーボールの特性を生かしたゲーム展開こそがバレーボールの醍醐味であると考える。この授業では、色々なルールのバレーボールを楽しむことを通して、ルールに応じた技術や作戦を考えることを提案したい。そうした中で、仲間とのコミュニケーションを深めたり、スポーツに親しむ習慣を身につけてもらいたいと考えている。
第1週   試しのゲーム
第2〜4週 様々なグルーピングによる男女混合ゲーム
      基本的なサーブレシーブ、サーブ、パスなどを課題とする。
第5〜9週 固定したグループによる男女混合ゲーム
      基本技能に加えて集団の中での役割分担を課題とする。
第10〜15週 固定したグループによる男女別ゲーム
      トス、アタックなどの技能と集団の中での役割分担を課題とする。
評価方法  運動の習慣を形成することが第一であるため、出席を重視する(50%)。技能の向上度(10%)も加味するが、基本的には種目の特性に対する理解度(20%)や、課題に取り組む姿勢(20%)を評価したい。
テキスト
その他