南山大学

 
指定
選必
期間
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
武川 眞固
他の科目との関連
履修対象学科
副題 人権の国際化について考える—共生時代を生きる—
授業概要  この講義では、私たちが日常的に遭遇する人権ということ言葉や概念の意味だけでなく、その歴史的背景を踏まえて、どのような意味があるのかを明らかにする。次に、人権の現実態である侵害や差別・偏見という場合は、どのような意味を有するのか。また、現代社会の中で生きている私たちの人権の歴史性、普遍性、そして国際性がなぜ重要なのかを考えてみたい。最後に様々な人権事例を素材にして、その現状や問題点を把握しつつ、その問題解決やその方向性(→自立と共生社会の現実の道)を探っていきたい。
学修目標  人権をめぐっての教育目標・到達点は次の点である。
(1) 日常的に人権問題を自分の頭で考え、自分自身の問題として理解する。
(2) 人権問題は法律問題だけでなく、生きる目標であることを自覚し、理解する。
(3) 人権の国際化という点では、その歴史性、普遍性かつ国際性という視点で把握し、人権の特質を理解する。
(4) 人権学習を通して、各自が人権感覚や人権文化を形成し、その解決手法や精神を理解する。
授業計画 第1回 人権を考える視点入門(1)
第2回 現代社会の差別の構造と人権問題入門(2)
第3回 人権の歴史的性格とその国際化入門(3)
第4回 国際的人権
第5回 マイノリティーと人権
第6回 外国人の人権
第7回 部落差別と人権
第8回 子どもと人権
第9回 女性と人権
第10回 障害をもつ人と人権
第11回 受刑者と人権
第12回 ハンセン病患者と人権
第13回 環境問題と人権
第14回 難民問題と人権
第15回 人権学習のまとめ
評価方法  レポート提出(20%)と筆記試験(80%)の総合評価
テキスト  なし。但し毎回プリント・資料(データ、新聞など)を配布する。適時文文献などを紹介する。
その他