07136 日本史B1
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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1〜4 |
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青山 幹哉 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | 北と南の「日本」史 |
授業概要 | 「日本」史の地理的対象は、現在の日本国領域である。当然のことと思うかもしれないが、それに矛盾は全く生じないだろうか? 本講義では、中世における奥羽・蝦夷地を含む北方世界と、琉球列島を含む東シナ海世界から、境界領域・境界民の存在を考え、一国民史(一民族史)としての「日本」史成立の歴史的背景を考察する。 |
学修目標 | 一つの歴史的事実にも、それを認識するための視座が複数ありうることを理解し、広い視野から物事を批判的に考える力を養う。 |
授業計画 | 1.「日本」の枠 国民史(民族史)としての枠組み 2. 日本律令国家の領域認識 3.北の「日本」 奥六郡の成立 4. 平泉の藤原氏 5. 日の本将軍安藤氏 6. アイヌと松前氏 7. 北方史から 8.南の「日本」 チャイナタウン博多 9. 境界の地としての対馬 10. 百済王孫・大内氏 11. 倭寇の東シナ海世界 12. 琉球王国 13. 沖縄・琉球史から 14.まとめ 15.試 験 |
評価方法 | 学期末のレポート試験(80%)および随時に課す小レポート(20%)により評価 |
テキスト | な し |
その他 | 以下に参考文献を挙げる。 谷川 健一 『甦る海上の道・日本と琉球』文春新書、2007年 鶴田 啓 『日本史リブレット41 対馬からみた日朝関係』山川出版社、2006年 工藤雅樹『古代蝦夷の英雄時代』平凡社ライブラリー、2005年 赤嶺 守『琉球王国—東アジアのコーナーストーン』講談社選書メチエ、2004年 菊池勇夫編『日本の時代史19 蝦夷島と北方世界』吉川弘文館、2003年 豊見山和行編『日本の時代史18 琉球・沖縄史の世界』吉川弘文館、2003年 紙屋 敦之『日本史リブレット43 琉球と日本・中国』山川出版社、2003年 入間田宣夫『日本史リブレット18 都市平泉の遺産』山川出版社、2003年 入間田宣夫ら『日本の中世5 北の平泉、南の琉球』中央公論新社、2002年 大石直正ら『日本の歴史14 周縁から見た中世日本』講談社、2001年 村井章介ら『境界の日本史』山川出版社、1997年 村井 章介『中世倭人伝』岩波新書、1993年 高良 倉吉『琉球王国』岩波新書、1993年 荒野泰典ら編『アジアのなかの日本史』1〜6、東京大学出版会、1992〜93年 その他、授業の中で適宜紹介する。 |