南山大学

 
指定
期間
夏期後半
単位
年次
2〜4
担当者
村山 功
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  これからの社会を生きていく子どもたちに必要なのは、自立した学習者としての自己学習統制能力と、集団での学習活動を効果的に行うための協調的学習能力である。このような能力を育てるためには、学校図書館を利用した学習活動が適しており、従来型の授業では不十分である。しかし、受講生の多くは学校図書館を利用した学習の経験が不足している。将来教職に就いたとき、自分自身が経験していないことは指導しにくいことから、実際に自分たちで体験しながら学ぶのがこの授業の主旨である。この体験を振り返ることにより、その学習活動の目的や学習上の困難を深く理解し、どのような指導を行うべきかを考える場とする。
学修目標 体験的な学習を通して、以下の4点についての理解を得ることを目標とする。
1.これからの社会を生きていく子どもたちに求められている学力
2.学校図書館の目的と学習情報センターとしての役割
3.学校図書館を利用した調べ学習の目的とその指導方法
4.情報リテラシーを学習するための課題とその作成方法
授業計画 1.目指すべき学力と学校図書館
2.ジグソー学習 —その仕組みと個人活動
3.ジグソー学習 —学習班での活動
4.ジグソー学習 —生活班での活動
5.ジグソー学習 —学習者に必要な技能
6.調べ学習 —その目的と指導方法
7.調べ学習 —事前調査とテーマ決定
8.調べ学習 —調査及びまとめ
9.調べ学習 —発表と評価
10.調べ学習 —学習者に必要な技能
11.Problem-Based Learning —情報リテラシーとその指導方法
12.Problem-Based Learning —事前調査と単元設定
13.Problem-Based Learning —概念地図とシナリオ作り
14.Problem-Based Learning —シナリオの評価
15.テスト
評価方法 小レポート 20%×3回、グループでの活動状況 20%、テスト 20%
テキスト 特に指定しない。必要な資料は講義中に配付する。
その他 グループ単位で学習活動を行うため、初日にグループ編成を行う。正当な理由なく初日に遅刻した場合には、受講を認めない。