20001 キリスト教思想
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2秋〜4 |
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MARX Hans Jurgen |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | キリスト教の細分化 |
授業概要 | キリスト教がどのように複数の教団に分かれて現在まで発展してきたかを説き明かすのが本講の狙いである。まず6世紀を境にキリスト教がどのように一教会として組織していったか、また、聖書、信条、教理がどのように定められたかを明らかにする。次に、451年カルケドンで開かれた第四エキュメニカル公会議によって採択された教理の継承を拒否したためキリスト教主流派から分かれた古代東方教会と東方正統教会の歴史を概観する。引き続き、主流派がどのように東西キリスト教に分かれたかを示したうえ、オスマン、ロシア各帝国における正教会の近代史を概観する。最後に西方キリスト教に焦点を絞り、宗教改革の背景および経緯をみたうえ、その後のルター派教会と改革派教会の歩みをたどり、引き続き英国独自の取り組みを紹介し、またトリエント公会議以降のカトリック教会の近代史を概観したい。 |
学修目標 | 各授業のはじめに学習の主眼点を示すので、それについて、学期末試験で最低解答用紙1枚程度は論述できる力をつける。 |
授業計画 | 1.キリスト教の台頭 1.1.教会の形式 (第1講義) 1.2.経典の確立 (第2講義) 2.最初の分裂 2.1.古代東方教会 (第3講義) 2.2.東方正統教会 −シリア正統教会とコプト教会 (第4講義) 2.3.東方正統教会 −エチオピア正統教会とアルメニア使徒教会(第5講義) 3.東西キリスト教 3.1.分裂の経緯 (第6講義) 3.2.オスマン帝国における正教会 (第7講義) 3.3.ロシア正教会 (第8講義) 4.西方キリスト教 4.1.近代までの歩み (第9講義) 4.2.宗教改革の始まり (第10講義) 4.3.ルター派教会 (第11講義) 4.4.改革派教会 (第12講義) 4.5.英国独自の宗教改革 (第13講義) 4.6.トリエント公会議後のカトリック教会 (第14講義) 上記の計画は講議の進行状況や受講者へのより適切な対応の必要性等により、変更されることがあります。 |
評価方法 | 筆記試験(80%)、出席、授業態度など(20%)から総合的に評価する。ただし、南山大学履修規定第16条、第19条および人文学部履修要項8により、欠席過多の場合は失格となり、単位修得はできません。 |
テキスト | 講義録プリント配布(講義終了時) |
その他 |