21337 認識論
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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井上 淳 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 人は何を知ることができるのか。何のために知るのか。 |
授業概要 | この講義では、私たち人間の「知る」というはたらきについて考えます。私たちはいつも何かを考え、何かを知り、何かを理解しながら生きています。この講義では、このことについて、そこにどういう積極的な意味が含まれるのかを、伝統的なカトリック神学の立場から考察します。伝統的なカトリック神学の代表として、トマス・アクィナスの思想をとりあげます。 |
学修目標 | 伝統的なカトリック神学の視点に立った認識論の基礎的な理解を目指します。 |
授業計画 | 講義では、主にトマス・アクィナスの『神学大全』からテーマに関連する箇所を読み、それをもとにお話しします。次のようなテーマを取り扱います。(クラスの状況に応じて、内容や順序が変更されることがあります)。 1.人間における認識の意味 2.認識と行為 3.真理(相対主義と絶対主義) 4.創造論 5.真・善・存在者の関係 6.人間の魂(プラトンとアリストテレス) 7.天使と人間 8.知性と理性 9.知性と感覚 10.外的事物の認識 11.自己の認識 12.身体から分離した後の認識 13.人生の究極目的 14.まとめ |
評価方法 | 毎回の授業の中で小レポート(授業内容に即した論述)を書いて提出してもらいます。出席状況、授業態度および小レポート(約60%)、最終レポート(約40%)をもとに評価します。 |
テキスト | 適宜プリントを配布します。 |
その他 |