南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
濱口 吉隆
他の科目との関連
他学科履修
副題 キリスト教社会倫理
授業概要  人間が人格であることの意味と社会的存在であることを踏まえて、社会共同体の責任倫理を学ぶ。聖書およびカトリック教会の伝統における社会倫理の歴史的概観と現代の社会教説、特に第二ヴァティカン公会議の教説を研究する。社会の目的と使命である共通善、倫理の基本原則、社会秩序と法、人権の思想、社会福祉の思想など、家庭と国家また国際共同体、平和の問題を論ずる。
学修目標  社会倫理の具体的問題を解明する前に、人間人格の意味と社会的存在としての社会における基本的な視点を学ぶようにする。社会生活における責任ある参加姿勢を見につけるようにキリスト教の基本的倫理観を学ぶ。
授業計画 次の順序で講義を展開する。
1 キリスト教社会倫理の歴史的概観
2 人間人格の本性
3 人間の社会的本性と共同体
4 社会の目的・使命である共通善
5 キリスト教倫理の基本原則
6 社会秩序と法
7 人権の思想
8 社会福祉の思想
9 家庭と国家と国際共同体など
評価方法 授業への積極的参加(40%)および筆記試験あるいはレポート(60%)により評価する。
テキスト 「現代世界憲章」を基礎資料とする。講義録を配布し、その都度参考文献を提示する。
その他