南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
服部 裕幸
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題  現代英米の哲学
授業概要  現代英米哲学の主要なトピックの一つである知識の哲学を研究する予定です。現代は何でも科学的に解明できると思われがちであるが、はたしてそうなのだろうか。知識というものそれ自体も科学的に解明できるのだろうか。この問に唯物論的な立場に立つ人はイエスと答えようとし、伝統的認識論者はそれに反対する。今はどのようなことが争点になっているのだろうか。われわれはどう考えるべきだろうか。こうしたことを研究します。
学修目標  哲学の文献の読解力、哲学の議論の仕方、哲学的論文の書き方などを身につけると同時に、4年次における卒論のテーマを見つけることを目標とする。
授業計画  (春学期)テキストとして戸田山和久著『知識の哲学』を使用し、これを輪読していきたい。最初の時間に分担を決めるので、あらかじめテキストを購入しておくこと。次の回から、レポーターが各自報告して、報告内容に関して全員で議論していきたい。レポーターはレジュメを作成することが要求されます。座長(司会者)も学生諸君の中から選びます。
 (夏休み)夏休みには授業に準ずる形で合宿をおこなうことが期待されているので、受講者は是非前向きに企画するなどしてください。
 (秋学期)4年になってから研究プロジェクトのテーマとして選ぶ予定のものに関する文献を各自選んで、それについての報告をしていくという形式で授業を進める予定です。したがって、夏休みが終わる頃までには、ある程度までテーマを決めておく必要があります。但し、テーマは必ずしも知識の哲学に関するものである必要はありません。各自の関心にしたがって決めてください。テーマの選択や選択したテーマに関する文献に関しては可能な限り相談にのりますので、ゼミの時間以外でも研究室に足を運んでください。
評価方法  出席状況(30%)、普段のゼミでの発表や討論への参加の程度(20%)、レポート(50%)によって評価します。やむをえない事情でもないかぎり、ゼミの欠席は認められない。無断欠席など論外である。
テキスト  戸田山和久『知識の哲学』産業図書。
その他