22326 現代の文化人類学B
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選 |
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春学期 |
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2 |
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2〜4 |
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杉下 かおり |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | 信仰と社会の動態:アフリカのキリスト教 |
授業概要 | 「神」を始めとする超越的な力や存在への信仰は、様々な制度を伴って多くの社会に浸透しています。そのような信仰は、人間が社会的に構成する世界観に由来しており、当該社会の現実的な状況を反映して歴史的に変化して行きます。本講義は、特に中南部アフリカにおけるキリスト教の展開に題材をとり、信仰と社会を動態として捉え、それらの相互関係を明らかにします。 |
学修目標 | キリスト教は、主に西洋との接触を通してアフリカにもたらされました。従って、同地のキリスト教化には、植民地支配、近代医療、資本主義といった西洋起源の諸制度が深く関与して来ました。本講義では、これらの制度とキリスト教の関係、土着的信仰との接点、さらには現代アフリカ社会の宗教事情について学びます。受講にあたっては、自分なりの問題意識を形成し、主体的に学ぶことを心がけて下さい。 |
授業計画 | 1.導入 2.キリスト教と植民地支配 3.「黒人預言者」の抵抗(1) 4.「黒人預言者」の抵抗(2) 5.キリスト教と近代医療 6.「伝統医」の冒険(1) 7.「伝統医」の冒険(2) 8.間奏(1):アフリカの都市生活 9.間奏(2):信仰とアイデンティティ 10.キリスト教と資本主義 11.「黒人中産階級」の祈り(1) 12.「黒人中産階級」の祈り(2) 13.「黒人中産階級」の祈り(3) 14.まとめ 15.定期試験 |
評価方法 | 定期試験80%、平常の取り組み20%の割合で成績を評価します。後者について評価するため、講義の感想などを書く機会を設けます。 |
テキスト | 特に指定しません。講義中に参考文献を紹介するほか、必要に応じて資料を配布します。 |
その他 |