南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
五島 敦子
他の科目との関連
他学科履修
副題 諸外国と日本の学校教育制度の比較研究
授業概要  外国の教育制度を学ぶとき、これまで「当たり前」とおもっていた日常から新たな発見をすることができる。比較教育学は、諸外国の学校教育制度の比較を通じて、そうした発見の機会をもち、自国の教育の特質と問題点を照らし出すことを目的としている。受講者は、これからの日本のよりよきものへと発展させるために、何が必要かを考えていく。概説を中心にビデオ視聴やグループ・ディスカッションを適宜行い、講義後半ではグループで意見を発表する機会を設ける。
学修目標 1 比較教育学の基礎的な理論と方法を学び、「比較」することの意味を考える。
2 諸外国の学校教育制度を学び、グローバル化する国際社会における教育改革の方向性を理解する。
3 比較教育学の問題群のなかから受講者が課題を選択し探求する。
授業計画 1.「比較」することの意味
2.比較教育学の理論と方法
3.国際学力調査とその影響
4.ヨーロッパ諸国の教育(1)フィンランド
5.ヨーロッパ諸国の教育(2)EUの教育政策
6.ヨーロッパ諸国の教育(3)イギリス
7.アメリカ合衆国の教育(1)『危機に立つ国家』
8.アメリカ合衆国の教育(2)9.11以降の改革動向
9.オルタナティブ教育の可能性
10.アジア諸国の教育改革
11.比較教育学の問題群(1)ヒトの国際移動
12.比較教育学の問題群(2)民族・宗教・文化
13.比較教育学の問題群(3)国際的な協力関係
14.「比較」の意味を問い直す
15.レポート
評価方法 レポート70%、プレゼンテーション20%、受講態度(予習・コメント記述・出席状況など)10%による総合評価
テキスト テキストは指定せず、講義中にプリントを配布する。以下の参考文献を活用する。
(1)馬越徹『比較教育学—越境のレッスン』東信堂、2007年
(2)二宮晧編『世界の学校—教育制度から日常の学校風景まで』学事出版、2006年
(3)大桃敏行・上杉孝實・井ノ口淳三・植田健男編『教育改革の国際比較』ミネルヴァ書房、2007年
その他