23366 教育課程論
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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2〜4 |
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CALMANO Michael |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | "How To Make A Curriculum" or "Curriculum As A Special Case of Human (Political) Decision-Making" |
授業概要 | アメリカ合衆国の教育学者Ralph W. Tylerの著書を中心にして、教育課程作りの理論的な基礎を検討する。Tyler理論の主なポイント(学校教育の教育目標設定、学習の達成に役立つ学習経験の選択、学習経験の組織、教育課程の効果の評価)を紹介しながら、日本の学校教育の問題点について考える。 |
学修目標 | 1.授業中で配布されるプリントに取り組み、自分の意見や考え方を教室で述べる。 2.予習に配られた資料を読み、必要に応じて理解できない点について調べる。 3.自分が選んだテーマにあった文献を読み、自分の意見を加えてレポートにまとめ上げる。 4.教育課程論の観点から自分がいままで(南山大学を含む)受けた教育について考える。 |
授業計画 | 英語で書かれている文章を教材に使うこともあるが、講義は日本語で行う。授業の大半はTylerの著書の日本語訳を題材にする講義になるが、履修者からの質疑にいつでも応答する。 1.オリエンテーション−授業計画紹介と問題提起 2.教育課程をみる観点−政治経済と教育改革と履修生自己紹介 3.教育課程論の位置付け−「学校」とは 4.タイラー原理の概要 5.教育目標の選択を巡って−児童・社会・教科 6.「哲学」の果たす役割 7.「心理学」の果たす役割 8.「教育的経験」の重要性 9.「教育的経験」と" A Science of Education"の可能性 10.教育課程の組織−概論 11.教育課程の組織−外国教育の場合 12.教育と評価−教育目標と学習結果の相互関連 13.「教育課程評価」の役割と課題 14.総まとめと授業評価 15.定期試験日(レポート作成) |
評価方法 | 授業への出席参加を合格の必要条件とする。講義内容を対象とする筆記試験は行わないが、授業の内容に関連するテーマを取りあげる学期末のレポートは、授業参加に与える基本点とともに、成績を決める基準となる。 授業出席参加30%、レポートは70% |
テキスト | 共通のテキストは使わないが、参考文献として以下の本を薦める。 (1)Ralph W. Tyler著、金子孫市監訳、「現代カリキュラム研究の基礎−教育課程編成のための」。社団法人 日本教育経営協会、1978年。 (2)安彦忠彦 編、「新版 カリキュラム研究入門」、勁草書房、1999年 (3)山口満 編著、「現代化カリキュラム研究」、第二版、学文社、2005年 |
その他 |