南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
美濃部 重克
他の科目との関連
他学科履修
副題 日本宗教思想史入門−日本人の祖師の誕生
授業概要 日本的な仏教である鎌倉仏教の成立そして日本人の祖師の誕生を平安末から鎌倉時代の仏教史そして歴史・文学を通して立ちあがらせる。
 日本的なものの考えかたや感じかたをその時期の仏教、社会、文学の具体相を見ることを通して考える。
学修目標 日本的な考えかた、感じかたそして表現の仕方が整えられたのは平安末期から鎌倉時代にかけてのことであると考えられる。教科書的な講義ではなく、できるだけ生の資料を多く提供して、それを解説し、具体的にその様相を受講者に納得させるのが目標である。既成の観念また知識の提供ではなく、その時代の現実を示すことを通して、受講者自身が自分の言葉で理解するようにさせたいと考えている。
授業計画 1・2.基本的な仏教語解説   3・4.平安末から鎌倉時代にかけての仏教史の状況
5・6.文化圏としての僧坊   7・8.草庵と孤独の精神 仏と向き合う「私」
9・10.遁世者の世界      11・12.『方丈記』の視座
13・14.日本人の祖師の誕生 法然と親鸞
評価方法 期末の筆記試験と小テスト
テキスト プリント配布
その他