南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
宮川 佳三
他の科目との関連 国際関係論の基礎;国際機構論;アメリカの外交(名古屋、瀬戸);日米関係論
他学科履修
副題 「国民国家」形成時からの「戦争」と「平和」の国際関係論の軌跡
授業概要  「ウエストファリア体制」からの近現代におけるヨーロッパ中心の国際社会の時代から今日までの約400年間の国際社会の構造・動態の変化について考察する。「国民国家」の国際社会のあり方の中から発現した「戦争」、そして「平和」の問題、ヨーロッパが生み出した西半球大陸、「アメリカ合州(衆)国」の誕生、そしてヨーロッパの戦争と平和、アメリカとロシアの台頭、日本と明治維新、東アジアの国際関係、第一次世界大戦と「国際連盟」、戦争の違法化としての「不戦条約」、第二次世界大戦、国際連合、ヒロシマとナガサキ、冷戦、冷戦の終焉、そして9/11テロとテロ戦争を扱い、「戦争」と「平和」の問題を考える。
毎時、時事問題を扱う。
学修目標 1.今日の国際社会の問題を考えるための歴史を踏まえた国際関係論の進展・発展の理解。
2.平和な国際社会の構築のための方策としての安全保障:安全保障としての「日本国憲法第9条」の政治思想史上の位置づけ。
3.日本は国際社会のために何が出来るか。

【講義計画】1.30年戦争とウエストファリア体制2.「国民国家」と戦争・平和の問題
3.大航海時代:「旧世界」と「新世界」4.西半球大陸のヨーロッパ化
5.アメリカ合州国の誕生と「孤立主義」6.フランス革命からウイーン体制へ
7.アメリカの大陸膨張とヨーロッパ8.東アジアの国際関係:日米英を中心に
9.リアリズムとリベラリズム:(1) 第一次世界大戦と国際連盟
10.リアリズムとリベラリズム:(2) 第二次世界大戦と国際連合
11.リアリズムとリベラリズム:(3) 「ヒロシマ・ナガサキ」、そして冷戦
12.ヴェトナム戦争とアメリカの時代の終焉: 日米関係の「国防総省化」の道
13.冷戦の終焉:アメリカによる新国際秩序の構築・ヨーロッパと東アジアの動向
14.2001年9月11日の「同時多発テロ」とアメリカの戦争、そして日本の「平和主義」
15.定期試験
授業計画
評価方法 レポート30% 定期試験70% 受講者の数によっては数回の小テスト(配分率は溝議時に)
テキスト 未定
その他 日本語と英語を適宜に使用