南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
3・4
担当者
山形 英郎
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 国際法における個人
授業概要 A国とB国の国境線。線と呼べるものは見られない。A国側に、国際A級スナイパーであるゴルゴ13(X:C国国民)が現れ、ライフルから弾丸を一発発射した。B国側にいるY(D国国民)から鮮血が流れ出した。Yの最後であった。さてXを処罰することができるのは、A国であろうか、B国であろうか、C国であろうか、それともD国であろうか。
学修目標 国際法における管轄権、とりわけ人的管轄権について学ぶことを目標とする。
授業計画 (1)犯罪発生、(2)刑法の適用可能性、(3)管轄権の基礎、(4)犯罪人引渡、(5)政治犯不引渡、(6)管轄権の例外、(7)外交・領事特権免除、(8)元首・政府の長・軍隊に対する免除、(9)国籍、(10)外国人の地位、⑪国際人権、⑫国内的実施措置、⑬国際的実施措置、⑭国連による保障、⑮定期試験
評価方法 定期試験
テキスト 松井芳郎他『ベーシック条約集』(東信堂)、松井芳郎他『国際法』(有斐閣Sシリーズ)
その他