南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
3
担当者
花木 亨
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 文化とコミュニケーション
授業概要  この演習では、人間生活の中心をなすコミュニケーションという現象について様々な角度から考察する。コミュニケーション学とそれに隣接する人文学・社会科学領域の文献を幅広く読み進め、それらについて討論する。同時に、各演習生が自分で選んだ研究テーマについて独自の考察を進め、その考察を他の演習生たちと共有する。
学修目標 1.各演習生が日常生活の中で経験しているコミュニケーション現象を自覚すること。
2.コミュニケーション現象について考察するための広く深い人文学的・社会科学的教養を培うこと。
3.主体的に情報を集め、批判的に考察し、創造的に討論する術を獲得すること。
4.コミュニケーション現象について記述し、解釈し、批評できるようになること。
授業計画 春学期
1.  導入
2−11.共通文献の講読と討論
12−14.研究発表

秋学期
1.  導入
2−11.共通文献の講読と討論(前半);各自の研究テーマに沿った文献の講読と討論(後半)
12−14.研究発表

共通文献の講読と討論では、1週間に1〜2章程度を読み進めていく。毎回数名の演習生が各章の内容を解説すると同時に、その内容に関連する質問を考えてくる。他の演習生はそれらの質問を土台に自由に自分の考えを述べ、討論に参加する。

各自の研究テーマに沿った文献の講読と討論では、各演習生がそれぞれの興味関心に沿った文献を独自に読み進め、その内容を解説すると同時に自分なりの解釈を提示する。その後、他の演習生を交えての討論に移る。

研究発表では、各演習生が独自に書きすすめたresearch paperについて発表し、討論する。
評価方法 Research paper 40%、発表30%、討論への参加度30%を総合的に考慮して、最終評価を定める。
テキスト 以下のような文献からいくつか選択する。
Judith Martin & Thomas Nakayama (2006). Intercultural Communication in Contexts (4th ed.). McGraw-Hill.
Julia T. Wood (2006). Interpersonal Communication: Everyday Encounters (5th ed.). Wadsworth.
Em Griffin (2008). A First Look at Communication Theory. McGraw-Hill.
池田理知子、エリック・クレーマー(2000)『異文化コミュニケーション・入門』有斐閣アルマ
石井敏、久米昭元、岡部朗一(著)(1996)『異文化コミュニケーション—新・国際人への条件』有斐閣選書
その他、コミュニケーション論に関する書籍や研究論文
その他 文献をしっかり読むこと、自分の頭で考えること、積極的に討論することが決定的に重要となる。