41591 アメリカ社会特殊研究A
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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藤本 哲史 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | ジェンダー化する労働と組織−社会学的考察− |
授業概要 | 本科目の主な目的は、現代労働組織におけるジェンダーの問題について、労働社会学および組織社会学の知見をもとに検討することにある。アメリカの経験をひとつの分析ツールとして用いることで、現代日本における雇用労働とジェンダーの諸問題に焦点をあて分析を進める。学期の前半は、雇用労働における男女差別の構造、性別職務分離の発生メカニズム、また昇進や賃金における性差の問題等を中心に考察する。さらに学期後半では、昨今わが国において注目される「ワーク・ライフ・バランス」および「ワーク・ファミリー・コンフリクト」の話題を取り上げ、従業者の仕事と家庭生活の両立、男性の育児休業、また企業によるWLB施策、その問題点、またわが国にとっての今後の課題について考える。 |
学修目標 | ジェンダーの視点を通して、現代社会における雇用労働の問題に関する分析力を涵養すること。またアメリカの経験をもとに、日本の経営組織におけるジェンダーの問題を考察すること。また、就職や就職活動をひかえた学生に、「働くこと」に関する問題意識を喚起し、「働き方」「生き方」に関する視点を提供すること。 |
授業計画 | (主な内容) 第1回 イントロ:本科目のねらい、SexとGender、性の階層化について 第2回 Gendered Work, Gendered Organizationの特徴 第3回 Doctrine of Separate Spheresと労働のジェンダー化 第4回 雇用労働における男女差別の関連要因:文化的価値観、権力作用、事業主の行動等 第5回 Occupational Sex Segregation:現象と歴史的変遷 第6回 Sex Segregation:現状と問題点、Occupational Feminizationの問題 第7、8回 Segregationの規定因:事業主、男性従業員、女性従業員はいかに関与するか 第9回 昇進の男女差と組織構造:「ガラスの天井」「職務階梯」との関連性 第10回 賃金の性差別:問題性、労働生産性との関連、Comparable-Worth Discrimination 第11、12回 「ワーク・ライフ・バランス」と「ワーク・ファミリー・コンフリクト」:意義と問題点 第13回 ファミリー・フレンドリー企業:事業主による従業者支援施策の展開と課題 第14回 男性(父親)のWLB:男性の育児と社会 第15回 定期試験 |
評価方法 | 期末試験 100% |
テキスト | 指定テキストなし |
その他 |