南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
4
担当者
丸岡 高弘
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 現代フランスの諸問題
授業概要  ヨーロッパ統合や国際情勢の緊張、国内の多文化主義的現実などのためにフランス社会はいま大きな変貌を遂げつつある。本講義ではこうした現代のさまざまな思想的課題にフランスの知識人たちがどのように対応しようとしているかを新聞、雑誌、テレビのインタビューや討論番組などをつうじて見ていきたい。
学修目標 研究の成果を卒論として具体化する。
授業計画  基本的には学生諸君の発表を中心に授業を運営したいが、授業は三つの要素から構成される。すなわち1)教師によるフランス現代社会の諸問題を概括的に紹介する講義、2)学生自身が新聞・雑誌・ネット等を通じて発掘したフランスの時事的問題についての発表、3)卒業論文のために選択されたテーマに関する研究発表。授業の全期間を通じてこの三つがおこなわれるが、授業が進行するにつれ1)から始めて徐々に2),3)の要素が授業の中心を占めるようになる。
 この授業で扱われるトピックは以下のような問題である。
 1)パリテ(男女同数法)とフランスのフェミニズムの問題
 2)フランスにおけるイスラムの問題
 3)植民地主義の記憶の問題
 どのようなテーマを卒論で扱うかは相談に応じるが、授業に参加する上で、以上のようなテーマないしはフランスの時事問題一般に関心をもっていることが必須の条件になる。
評価方法 授業中の発表(50%)とレポート(50%)
テキスト
その他