南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
単位
年次
1〜4
担当者
大谷津 晴夫
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 市場と貨幣の思想

【授業内容】 この講義では、経済学を支える現実的基盤である市場と貨幣について、その成立史、構造、機能に関して基本的知識と理解を得るために、未開社会と市場社会との対比を機軸において社会構造の構造転換の過程を跡づけていく。
授業概要
学修目標  この講義では、経済学を支える現実的基盤である市場と貨幣について、その成立史・構造・機能に関して基本的な理解を得ることを目的とする。
授業計画 1.「経済学」の起源−二つの経済学
2.贈与と交換—二つの社会構成原理
3.贈与と返礼を基本とする互酬性社会
4.互酬性社会の「助け合い」の構造と機能障害
5.互酬性社会の階層分化
6.市場の発達
7.新「経済学」の誕生−古典派経済学
8.アダム・スミスにおける「商業社会」
9.「所有権」と不平等
10.貨幣の思想(1)−貨幣の構造と機能
11.貨幣の思想(2)−貨幣と時間
12.貨幣の思想(3)−貨幣と経済システムの分化
13.市場と貨幣の病理
14.地域貨幣と「助け合い」の再建
評価方法 定期試験の成績が70%、出欠調査を兼ねて授業中に実施する課題の成績が30%
テキスト 特にテキストは指定しない。
その他