南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
近藤 仁
他の科目との関連
他学科履修
副題 計量経済分析の実際
授業概要 現実のデータを基礎に経済的な仮説を検証する手法を研究すること、およびコンピュータを用いて実証的に分析することが計量経済学の学問領域である。計量経済学I(春学期)では、まず、経済データの種類や特性を理解するとともに、エクセルによるデータ加工の手法を学習する。さらに、計量モデルの特性、および基本的な計量分析手法である「最小2乗法」の理論や分析結果の評価方法を修得する。計量経済学II(秋学期)では各自でテーマを選び、エクセル用の計量経済分析ソフトを利用して実証分析を行うとともに、実際の分析において生じる問題の解決方法を学習する。
学修目標 計量経済分析の基礎手法である最小2乗推定法とその推定量の特性、および応用的分析手法を学習するとともに、実際のデータを用いてエクセルでの実証分析を習得する。
授業計画 1.  計量経済学入門(計量経済学とは・計量経済学の具体的な利用)
2〜3.統計の基礎(基礎等計量、仮説検定)
4〜7.計量経済学(回帰分析)の基礎
    ・最小2乗推定法(単回帰)
    ・推定量の統計的性質(線形性・不偏性・最小分散性)
    ・推定式の解釈と評価基準(決定係数・t検定)
    ・EXCELによる回帰分析
8.  実証研究テーマ報告へのコメント
9〜10.推定手法の拡張1(多重共線性・ダミー変数)
11.  実証研究中間報告へのコメント
12〜13.推定手法の拡張2(系列相関)
14.  講義のまとめと実証研究最終報告へのコメント
評価方法 実証研究レポートが60%、定期試験が40%
テキスト 資料を配布する。
また、参考文献は授業開始後に指示する。
その他