南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
2〜4
担当者
阪本 俊生
他の科目との関連
他学科履修
副題 消費の意味
授業概要  モノ余りの時代といわれて久しく、また大量の物質的消費によって地球環境が危ぶまれるようになっても、私たちは消費し続けており、また世界の経済もそれによって維持されている。しかしなぜいくらモノが生産されようとも、消費は続いていくのか。
 これを考えるには、消費は単に抑制すればいいものと考えるだけでは問題は解消しない。そもそも消費が人間にとっていかなる意味をもつのかを考える必要がある。こうした視点から、社会学や経済人類学の知見を紹介する。
学修目標  人間は何のために消費するのかということについて、消費社会論や経済人類学などの視点からの消費観を学習する。
授業計画 1 消費は生きるためにあらず・・・あるいは、人は何のために働くのか?
2 人は何のために消費するのか・・・余剰のための消費
3 何のための余剰か・・・消費と社会関係 
4 近代社会以外における消費について・・・余剰の活用と、社会システム
5 近代化と大衆消費社会の誕生
6 消費と勤勉、あるいは贅沢と節約
7 欲望のしくみ

各テーマにつき、2回にわたる講義をおこなう。
各テーマの2回目の講義時間の後半には、そのテーマの基本的な理解についてのミニ・レポートを課す。
したがって、半期7回のミニ・レポートがあり、その内容は評価の対象となる。
評価方法 出席、ミニ・レポート、定期試験の結果による。
テキスト 用いない。
その他