南山大学

 
指定
期間
春学期
秋学期
単位
年次
2〜4
担当者
澤木 聖子
他の科目との関連 コア科目である経営学総論AB、経営労務論ABの学習内容を
履修済みであることが望ましいです。
他学科履修
副題
授業概要  春学期の経営管理論Aでは、企業経営における経営管理の理論的系譜と経営管理の領域と各論について学びます。経営管理論が生まれた資本主義経済下の社会的背景、経営管理にかんする諸理論の誕生と発展について整理していきます。秋学期の経営管理論Bでは、現実の日本企業をとりまくさまざまな経営環境の変化に伴う経営管理の実例に焦点をあてて学習をすすめます。とくに、日本における産業構造の変化、労働市場における人材の多様化、経営の国際化などによって、企業組織の人的資源管理にどのような課題が生じているかを中心に講義を進めていくことを予定しています。
学修目標  経営管理論Aの学修目標は、経営管理の基礎理論について体系的に学び、経営管理論の基本的知識を獲得することにあります。また、経営管理論Bでは、Aで学習した基本的知識を踏まえ、現代の日本企業が直面している経営の課題とマネジメントの実際について理解を深めることを目標としています。受講者が、日々報道される経済や経営の時事問題から、経営管理に関する問題意識を身近なものとして捉えられるようになることも期待したいと思います。
授業計画 経営管理論A(春学期)
1.ガイダンス、受講者の関心の把握、「経営管理とはなにか」
2.経営管理論の意義と研究領域 
3.経営管理論の系譜(1) 歴史的背景
4.経営管理論の系譜(2) 経営管理論の学派 
5.企業の出現と科学的管理法
6.管理職能と管理過程論
7.経営管理と経営組織
8.経営管理と意思決定
9.経営管理と経営戦略
10.経営資源のマネジメント(1)(財務・生産・人事・情報)
11.経営資源のマネジメント(2)(R&D・マーケティング)
12.日本企業における人的資源管理(1)
13.日本企業における人的資源管理(2)
14.経営をめぐる環境変化への適応と経営管理論の課題
15.期末試験

経営管理論B(秋学期)
 以下のトピックスについて、人的資源管理論のアプローチを用いながら、各2〜3講にわたって講義を進める予定です。

1. ガイダンス、受講者の関心の把握(第1週)
2.産業構造の変化と企業経営のライフサイクル(第2週〜第3週)
3.企業経営者の変化と組織能力(第4週〜第6週)
4.企業の国際化と戦略的マネジメント(第7週〜第9週)
5.組織間関係とネットワーク戦略(第10週〜第11週)
6.経営管理の国際比較 アジアを中心に(第12週〜第14週)
・ 期末試験(第15週)
評価方法 学期末試験(100%)
テキスト  特に指定しません。講義時間内に扱うトピックスに応じて、適宜、参考文献を紹介します。
その他  成績評価は期末試験の結果に基づいて行う予定です。但し、私語や授業中の無断入退出など、受講態度が思わしくない人は受講資格を失う場合もありますので注意して下さい。