南山大学　シラバス検索用

指定	選	期間	春学期
単位	２	年次	2〜4
担当者	水留　正流

他の科目との関連	刑法総論、刑事政策、刑事訴訟法
他学科履修	可
副題	個人的法益の保護と刑法
授業概要	刑法各論とは、個別の犯罪類型の成立要件の検討を内容とする学問分野である。本講義では、個人的法益——生命・身体、名誉、自由、財産など——に対する罪について、刑法第２編「罪」に規定される犯罪を中心にして、検討を行う。
学修目標	個人的法益に対する罪の成立要件の検討を通じて、現代社会において、刑法が個人の利益の保護に対してどのような機能を果たしているかを理解する。
授業計画	１．イントロダクション、生命・身体に対する罪（１）総説２．生命・身体に対する罪（２）殺人、暴行・傷害、過失傷害３．生命・身体に対する罪（３）堕胎、遺棄４．自由に対する罪——脅迫強要、逮捕監禁、略取誘拐、住居侵入５．性的自由に対する罪６．業務・秘密に対する罪７．名誉・信用に対する罪８．財産犯（１）総説９．財産犯（１）窃盗、不動産侵奪 10．財産犯（２）強盗、詐欺（１） 11．財産犯（３）詐欺（２）、恐喝 12．財産犯（４）横領 13．財産犯（５）背任 14．財産犯（６）盗品関与・毀棄罪
評価方法	期末試験の結果により評価する。
テキスト	西田典之『刑法各論（第４版）』（弘文堂、2007年）
その他	『刑法判例百選II各論（第６版）』（有斐閣、2008年発売予定）が発売され次第、入手して授業に臨むことが望ましい。