南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
3・4
担当者
今泉 邦子
他の科目との関連 商法総則商行為法、会社法、国際企業法務
他学科履修
副題
授業概要 大学生は日常生活で手形または小切手に接することが皆無かもしれません。しかし、手形法小切手法は、手形小切手に関する法律であるとともに、有価証券法および最新の決済制度に基礎理論を提供する法律として重要です。講義の内容は抽象的な議論とならざるをえませんが、関連する民法の理論を復習しつつ、講義を進める予定です。
学修目標 手形法小切手法の理論的構造を理解し、主要判決の検討を通して、問題解決に必要な法的分析能力の修得を目指します。特に、民法の定める諸制度よりも、有価証券の流通促進のために設けられた制度を理解するのが目標です。
授業計画 1 手形小切手の意義
2−3 手形行為の成立要件と有効要件
4−5 裏書と善意取得
6−8 手形抗弁
9 特殊な裏書
10−12 白地手形
13 手形の支払と遡求
14 除権決定・手形・小切手の時効
15 定期試験
評価方法 秋学期末に筆記試験を行い、成績を評価します。
テキスト 田邊光政『最新手形法小切手法』中央経済社
参考書として、川村正幸『手形・小切手法』新世社、弥永真生『リーガルマインド手形法小切手法』有斐閣。
その他 成績に影響しない小テストを行い、期末試験に備える予定です。