81474 企業法務
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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3・4 |
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佐藤 勤 |
他の科目との関連 | |
他学科履修 | 可 |
副題 | |
授業概要 | 近年、企業を取り巻く環境は、規制緩和・自由化、国際化・グローバル化、そして情報化・IT化のめざましい進展によって大きく変化している。このような環境の変化とともに、会社法や金融商品取引法の制定による資本市場法制の改革に象徴されるように、わが国の企業法制自体が「事前規制型」の制度から「事後チェック型」の制度へと移行しつつある。そのため、多くの企業では法務部に代表される法務部門の強化が、経営戦略の重要な柱となってきている。 また、実際の企業活動は、多くの法律問題が複雑に関連することから、これらの法律問題を解決するには、弁護士などの法律の専門家だけではなく、企業業務・実務に精通した、企業の法務部門の担当者が重要な機能・役割を果たしている。 本講義では、現代の企業活動において重要な位置付けを占めている企業法務に関わりの深い法律を、なるべく具体的な事例を交えながら、概説する。 なお、国内の企業活動に関する問題を中心に講義を進めるが、必要の都度、国際法務に関わる問題にも適宜触れていく。 |
学修目標 | 日本経済新聞などで公表される企業関連の記事を見て、その法律問題を理解できる程度の企業関連の重要な法律の基礎知識の理解を図ることを目標とする。 |
授業計画 | 1.企業法務の視点・リスク管理・内部統制 2.企業組織・コーポレートガバナンス 3.企業財務・コーポレートファイナンス 4.企業組織再編・M&A 5.企業集中・独占・企業結合規制、企業再生 6.公正取引(独占禁止法、不正競争防止法) 7.情報管理(営業機密・個人情報保護) 8.契約法務 9.国際取引(準拠法、裁判管轄、国際倒産) 10.知的財産権(知的財産権の保護) 11.知的財産権(知的財産権の活用・職務発明) 12.製造物責任 13.企業犯罪(会社法関連・インサイダー取引) 14.企業犯罪(金融取引関連) |
評価方法 | 定期試験の結果に基づき評価を行う。 |
テキスト | 適宜、資料を配付する。 |
その他 |