南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
4
担当者
山本 浩美
他の科目との関連
他学科履修 不可
副題 民事法と環境法
授業概要  環境法のうち、特に民事法が関わる問題や判例を検討する。視覚的な理解をするために、映像機器や配布資料等を多用する。本講義は、環境法に関する基礎的で総合的な知識を受講者に習得させることを目的とする。環境法制定の歴史から、環境法の理念、規制的手法や環境訴訟等とともに、いくつかの個別の環境法を対象として講義をする。個別の環境法としては、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、土壌汚染対策法、循環型社会形成推進基本法や廃棄物処理法を中心とする。このほか、自然環境保全、地球温暖化や公害輸出問題に関わる法律も対象とする。
 環境問題に関する映像ソフトを10回ほど視聴するための機会を予定している。また、受講者が十分な予習をして講義に臨んだとの前提で、受講者に対して数多くの質問をする。
学修目標 環境法のうち、特に民事法が関わる問題や判例の概要を認識、理解することを目標とする。
授業計画 授業は、概ね、次のような内容と順序で進行する計画である(若干の変更の可能性あり)。
1.環境法の生成
2.環境権・自然の権利等
3.規制的手法
4.環境保護の費用負担・非規制的手法
5.環境基本法・環境影響評価
6.環境民事訴訟
7.大気汚染防止法
8.中間試験
9.水質汚濁防止法
10.土壌汚染対策法
11.循環型社会形成推進基本法・リサイクル法
12.廃棄物処理法
13.自然環境保全法
14.地球温暖化防止・公害輸出
定期試験
評価方法 定期試験が60%、中間試験が40%
テキスト 【指定教科書】特に指定しない。
その他 【指定六法】環境六法(中央法規)、環境実務六法(ぎょうせい)またはベーシック環境六法(第一法規)のうち、いずれか1冊を入手することが望ましい。
【指定参考書】阿部泰隆=淡路剛久編・環境法(第3版補訂版)、南博方=大久保規子・要説環境法(第3版・有斐閣)、大塚直・環境法(第2版・有斐閣)。