92116 キリスト教精神史研究
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選 |
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春学期 |
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2 |
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1・2 |
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大森 正樹 |
講義題目 | 光の形而上学あるいは神学 |
開講キャンパス | |
授業概要 | 世界の宗教において、またとりわけキリスト教神秘思想において、光のメタファーが占める位置は看過できないものである。本講義では、光のメタファーを形而上学あるいは神学の観点に立って考察する。その際、時間が許せば、キリスト教にかぎらず同じ一神教のユダヤ思想やイスラーム思想においても光がどのように取り扱われているかをも考察したい。 |
学修目標 | 光の形而上学を基にして、思想的観点からより深くキリスト教を理解するようになること。 |
授業計画 | 1.H.ブルーメンベルクによるメタファーとしての光 2.旧約聖書に見る光とフィロンの思想 3.プロティノスと光 4.グノーシス主義における光 5.新約聖書に見る光 6.東方的観点1:ニュッサのグレゴリオス(輝ける暗闇) 7.東方的観点2:マカリオスとエヴァグリオス 8.東方的観点3:擬ディオニュシオス 10.東方的観点4:ヘシカズムにおける光(祈りと光) 11.西欧的観点1:クザーヌスの光 12.西欧的観点2:十字架のヨハネと光 13.光はメタファーか? 附論1.カバラにおける光 附論2.イブン・アラビーにおける光 |
評価方法 | 授業での質疑、受講姿勢、出席等20%、期末レポート80% |
テキスト | 必要なものはプリントして渡す |
その他 |