南山大学

 
指定
期間
秋学期
単位
年次
2
担当者
鳥巣 義文
講義題目 組織神学の諸問題
開講キャンパス
授業概要 博士論文が、それぞれが独立した論文としても発表しうる複数の章から構成されることを想定して、複数の関連する研究プロジェクトの成果を統合し、さらに大きな結論を導く訓練を行なう。受講者は、学会発表、国内外の専門誌への投稿を継続して行ない、また、博士論文の計画について考える。
 キリスト教組織神学領域における研究指導を行なう。古代から現代にわたる神学論争を概観した上で、とりわけ救済史神学に焦点を絞り、人々の救いと神理解をめぐる各時代の神学者たちの文献を緻密に検討し、それぞれの十分な理解と問題の解明を試み、さらにその成果を現代の救いをめぐる諸課題の解決に応用し、この領域の展開に寄与できるような研究を遂行する。
学修目標 神学史に現われる神と救済に関わる諸見解を批判的に概観し反省することによって、聖書への根源的問いかけと現代人にとっての神と救いの意味の探究という双方向の関心を拓く。
授業計画 救済史神学に論点を絞って、人々の救いと神理解をめぐる神学者たちの思想を検討する。文献研究と質疑によって、関連する諸問題の充分な理解と、それが現代に問いかける意味の解明を試み、さらに、この領域の展開に寄与できるような神学的解釈を探求する。
主な展開は次の三点。
1−5.文献研究(Karl-Heinz OhligとGisbert Greshakeの対照的なアプローチの検討)
6−10.研究発表と質疑
11−14.研究レポートの作成
15.  研究レポート提出
評価方法 文献の研究発表(2割)と研究レポート(8割)により評価する
テキスト 研究指導の過程にて、適時示唆する。
その他