92801 言語科学特殊研究(言語理論)A
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選 |
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秋学期 |
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2 |
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1・2 |
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有元 將剛 鈴木 達也 |
講義題目 | 統語論 |
開講キャンパス | |
授業概要 | 極小主義統語論における主要な研究課題を概観し、年度毎にその中から2〜3を選んで深く追求する。概説する研究課題は、句構造派生における主要部パラメターの位置付け、指定部と付加位置の構造的相違、顕在的な移動の契機となるEPP 素性の性質、移動(あるいは牽引)の定義、痕跡と連鎖の統語的役割、意味解釈を受けない形式的素性の統語派生における一般的役割、統語派生と音声・意味解釈との関係等を含む。より深く追求する研究課題については、関連する言語現象をとりあげて詳細な分析を提示し、分析に基づいて新たな提案を行なう。特に比較統語論的視点を重視し、日英語比較を軸として、多言語のデータに基づく議論を展開する。 |
学修目標 | 極小主義統語論における重要な研究課題について理解を深め、論文、著書を批判的に検討できる力を養う。 |
授業計画 | 今年度は格とファイ素性、EPP素性と移動・牽引、フェイズの3つに焦点を当て、有元、鈴木が適宜、交代あるいは共同で解説することとする。また、受講生にも適宜発表を求めることとする。 1〜2.格とファイ素性(その1) 3〜4.格とファイ素性(その2) 5〜6.EPP素性の性質と移動・牽引(その1) 7〜8.EPP素性の性質と移動・牽引(その2) 9〜11.フェイズの理論的意味(その1) 12〜14.フェイズの理論的意味(その2) |
評価方法 | 期末レポート(80%)、授業への貢献度(20%) |
テキスト | 各種プリント |
その他 |