南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1・2
担当者
中野 涼子
講義題目
開講キャンパス
授業概要 理論的・歴史的な観点を踏まえて、東アジア地域における日本外交の役割について考察する。前半部では安全保障、後半部では経済、文化に焦点を当てて、国際関係論の学問的知見から日本が東アジアにどのような関係を築いてきたのかを議論したい。具体的には、東アジアに与える日米同盟の影響、台湾・北朝鮮をめぐる外交交渉、地域的枠組み(特にASEAN地域フォーラム、ASEANプラス3)の発展、援助と開発、国連平和維持活動などの今日的問題を取り上げる。受講者は、プレゼンテーションやレポートなどを通して、授業への積極的な参加が求められる。
学修目標 東アジアにおける日本の役割について考察するために、必要な知識と視角を身につけること。
授業計画 1. はじめに
2.歴史から見る日本とアジア
3.東アジアにおける日米同盟(1)−冷戦時代
4.東アジアにおける日米同盟(2)−ポスト冷戦時代
5.東アジアにおける日米同盟(3)−「テロとの戦い」の中で
6.北朝鮮の核ミサイル危機
7.台湾海峡をめぐる問題と日本
8.中国の台頭と日本
9.日中韓の「歴史問題」
10.東アジアにおける非伝統的安全保障
11.地域主義とASEAN Wayの発展
12.日本の地域的取り組み
13.日本の経済外交−賠償と援助
14.日本の国連平和維持活動
15.総括
評価方法 授業参加(討論とプレゼンテーション)40%、期末レポート60%
テキスト 担当者が配布する論文(英文・和文)を使用する。
その他