南山大学

 
指定
期間
春学期
単位
年次
1・2
担当者
樋口 浩造
講義題目 思想史からの戦後論として
開講キャンパス 名古屋キャンパス
授業概要 丸山真男の諸テクストを読み解くことを通じて、戦後日本社会の問題を考える。また方法として、①丸山を同時代論的文脈から理解するため、竹内好、石母田正らのテクストを、参照系として読解していく。②現在の丸山論を整理する中で、丸山を議論するあり方のうちに見えてくる、戦後日本社会の問題を考察していく。
学修目標 戦後、日本の方向付けをめぐってなされた、知識人の発言を追う中で、日本の戦後がどのように形成されたのか、何が争点であったのかを理解するとともに、今を考える力を、戦後論として、また、思想史的に考察する力として養っていく。
授業計画 1.〜 2  占領下の丸山真男
3 〜4  60年安保までの丸山真男
5 〜7  同時代論として:竹内好のアジア
8.〜10  同時代論として:石母田正の民族 
11〜13  現在の丸山論再考
14.    まとめとしての討論:丸山真男と戦後日本
評価方法 出席が80%、 報告が20%
テキスト その都度指定。
その他