06151 異文化との出会い (日本文化論)
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選必 |
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春学期 |
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2 |
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1〜4 |
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樋口 浩造 |
他の科目との関連 | |
履修対象学科 | 全 |
副題 | |
授業概要 | 異文化(=他者)との出会いは、異文化を鏡とした自文化(=自己)との出会いでもある。他者の表象は、常に自己の位置の確定を伴う。「日本」が西洋近代世界に組み込まれて以後、再生産され続けた「日本文化論」は、対西洋認識と表裏をなすものとして存在している。「日本文化論」は一方で対西洋としての自己像を提出するが、もう一方で「遅れた」「野蛮」を排除する「文明」としての自己像をも構成する。自己と他者(自文化と異文化)を区別することによって成立する「日本文化論」を、戦後の批判的研究を中心に紹介・検討する。 |
学修目標 | 「文化」研究の問題をオリエンタリズム批判の文脈で理解し、日常の中にある問題を発見する。 |
授業計画 | 第1回 「文化」を語ることの諸問題 第2回 E. サイードのオリエンタリズムをめぐって(1) 第3回 〃 (2) 第4回 〃 (3) 第5回 P. ブルデューの卓越化の装置としての「文化」について(1) 第6回 〃 (2) 第7回 アジアの中の日本文化 (1) ビデオスタディーとして 第8回 〃 (2) 〃 第9回 オリエンタリズム批判と文化研究(1) 冨山一郎 第10回 〃 (2) 子安宣邦 第11回 〃 (3) 姜尚中 第12回 〃 (4) 松田京子 第13回 〃 (5) 荒山正彦 第14回 〃 (6) 米山リサ 第15回 定期試験 |
評価方法 | 定期試験を基本にした総合評価 |
テキスト | なし。毎回プリントを配布する。 |
その他 | この科目は、次の JABEE 対応コース「情報技術専修コース(情報通信学科・情報システム数理学科)」の学習・教育目標に対応する(小項目:A-3)。 |