南山大学

 
指定
選必
期間
春学期
秋学期
単位
年次
1〜4
担当者
高橋 洋子
他の科目との関連
履修対象学科
副題
授業概要  人類の遺産としての環境は、大別すれば自然環境と歴史的環境である。
本講義では、ひとの手になる歴史的環境の保全に関して、産業革命以降、現在にいたる歴史および様々な問題を概観する。さらに、今日直面している開発と保全の調和、歴史・文化・自然を活かしたまちづくりのあり方を探り、地域開発と環境保全の共存のために必要な課題について考えていく。
学修目標 1.日本を含む各国の歴史的環境保全の制度発達の歴史について知っている。
2.歴史的環境の保全や利活用について理解している。
3.都市保全をめぐる関係法令や主要な専門用語をしっている。
授業計画 1.都市保全計画とは何か
2.我が国の歴史的環境保全の歴史—古器物保存方、名所旧跡の保存
3.       〃      —古社寺保存法、国立公園の成立
4.       〃      —文化財保護法の成立
5.       〃      —都市の美観、歴史的町並みの保全
6.       〃      —文化遺産の利活用
7.       〃      —都市景観の整備
8.       〃      —ナショナルトラストによる環境保全
9.諸外国の都市保全計画—イギリス
10.    〃    —ドイツ
11.    〃    —フランス
12.    〃    —韓国、中国、台湾
13.国際協調による都市保全
14.日本の世界文化遺産
15.定期試験
評価方法 レポート20%、定期試験80%により評価する。
テキスト 講義のなかで適宜指示する。
その他 参考書:「都市保全計画」、西村幸夫著、東京大学出版会